FIDH: 2015 年 12 月 15 日

バンコク発)ラオスの傑出したラオスの市民社会のリーダー、ソム バット・ソムポーン氏が強制失踪に遭ってから 4 年目を迎えるこの日、私たち、以下に署名 をした団体は、ソムバット氏の失踪を今に至るまで適切に調査せずにいるラオス政府を非 難します。私たちは、ラオス当局に、ソムバット氏の安否や所在を突き止めるための効果的 な調査を行うよう求めます。特に、12 か月前に新しい証拠となるビデオが公開された後も、 彼の強制失踪に関する調査を再開しないラオス政府の怠慢を非難します。
ソムバット氏は、2012 年 12 月 15 日の夜、ラオスの首都ビエンチャンの交通量の多い道路 沿いの警察の検問所で見かけられたのを最後に、姿を消しました。ソムバット氏の誘拐は、 検問所近くに設置された防犯カメラに捉えられています。防犯カメラの映像は、警察官がソ ムバット氏の車を止め、数分後に身元不明の人物たちが彼を他の車に押し込み、走り去ると ころを映しています。また、何者かが、ソムバット氏の車を運転して街から走り去るところ も映されています。 Continue reading “強制失踪から 4 年、市民社会が問い続ける: 「ソムバット・ソムポーンはどこに?」”

8 月 31 日、バンコクのタイ外国人記者クラブで主催した会見の席で、ソムバット・イニシアテ ィブのメンバーは、社会活動家ソムバット・ソムポーン氏の強制失踪事件をはじめ、ラオスに おける民主主義と人権の制限、表現の自由への介入、人権擁護義務の不履行、海外からの開発 援助や投資の影響をまとめたブリーフィング・ペーパーを公表した。
